陽進堂が思う日本刀の魅力と舞台・ミュージカル

コラム

陽進堂は年に1~2回公演される舞台・ミュージカルの刀剣乱舞のファンですが、その前に歴史好きの側面もありました。戦国期が特に好きで、多くの戦国武将がいきいきと颯爽と活躍した時代性があったからです。

戦国時代の武器と言えば刀剣であり、日本刀が代表的で敵をぶった斬る道具として人気がありました。当時の戦国期にも大名が自分だけの名刀を収集していたほどで、日本刀の良さをよく理解していたと考えられます。
もちろん日本刀の良さは単に人間を斬るための道具ではなく、その刃先・反りなどの美しさに特徴が見られ、日本独自の優れた武器であったとされます。またその美しさがそのまま武士の魂を揺さぶり、他にも敵に礼儀を尽くす武士道の精神を反映させたアイテムだったわけです。

こうした日本刀は多くのものが現存し、海外でも評価が高く、愛好家も多く陽進堂もその一人になります。一方、日本刀をモチーフにした刀剣乱舞では、刀剣が人物になり代わって舞台を演じるシーンが見どころです。
もちろん日本刀を演じる役者さんもビジュアル的な要素に優れていることも、こうした側面からもファンになることができます。日本刀が活躍するのは、戦いのシーンでのみで、敵の身体を刻むと同時に相手の煩悩、自分の迷いを刻む精神的なものも存在します。

舞台のクライマックスは殺陣シーンになるので、日本刀の優れた部分を引き出して演じている点でも見どころを感じさせてくれます。もっともベースになるのは、それぞれの刀には基礎になった2次元の漫画が存在する点です。
つまりまずは漫画の世界で日本刀の特徴を人物に反映させ、それが実写である舞台に反映させていく手法をとります。例えば薬研藤四郎というキャラが存在しますが、日本刀では短刀であると史実にあるため、漫画キャラも短刀をぶら下げています。

するそれが実写化するときの土台になり、その特徴をよくとらえている点でも優れ、刀剣乱舞の個性豊かなキャラが生まれやすいメリットがあります。しかもその関係性などが見どころで、演技からもその刀の世界に惹き込まれてしまいます。

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